リノッタは「Concept（コンセプト）」「Design（デザイン）」「Lifestyle（ライフスタイル）」の3つを軸に、お客様一人ひとり違ったライフスタイルを提供し続ける為のお部屋を創造するリノベーションプロジェクトです。

現代では少子高齢化により物件の空室率が上昇しています。空室を減らすためには賃料を下げざるをえないという負のスパイラルに陥りがちです。
そこに一石を投じるべく、物件に付加価値を与え、地域の住宅需要を喚起し、大分という土地に人を定着させる地域創生的側面があるのと同時に、物件の再利用を促進することで、建物の解体を避け、廃材を減らすことができるため、環境への負荷を軽減することが可能です。

具体的に豊後企画が提供するリノッタは、コンセプトを軸にしたリノベーションプランの企画、物件オーナー様へのご提案、リノベーション、物件管理に至るまで一貫して行っており、物件の付加価値向上に貢献しています。

「リノッタ」プロジェクトは、2024年4月1日に本格的に始動しました。
入社10年目にして、プロジェクトリーダーとして初めて大きな仕事を任されることとなりましたが、プロジェクトチームは、全体で3名で構成されており、立ち上げ当初は、自分にこの大きな任務が務まるのかという不安を感じていました。

しかし、その不安を乗り越え、リノッタプロジェクトを未来を切り開く大きなチャンスと捉え、前向きに取り組む決意を固めました。プロジェクトの最初のステップはオーナー様との交渉でしたが、幸いにも、私自身がオーナー様とのコミュニケーションが得意だったことも前向きに捉えられた一因かもしれません。

地域創生や環境保全という目的は前提として、元々、大分でリノベーションに力を入れている会社が少なく、地域における差別化を図ることも、このプロジェクトが立ち上がった背景の1つでした。今では、リノッタを通じて入居者様とオーナー様に対して常に良いサービスを提供し続けることで、大分に大きなインパクトを与えていきたいという気持ちが強くなっています。

また、プロジェクトの一環として、リノッタプロジェクトを活用した学生のインターンシップも実施しています。
学生たちが実際に物件を見学し、リノベーションプランを立案しますが、もしそのプランが採用されれば、学生のアイデアが実際の物件として具現化されるという、実践的かつ教育的な取り組みも行われています。

豊後企画集団では、リノベーションを進める際、オーナー様のご意向を最優先に考えています。
物件を完全に作り替えるのではなく、今までの良い部分を活かしながら、必要な箇所を改良することを大切にしています。オーナー様と一緒に物件の未来を考え、「これからもっと良い物件にするために〜〜しませんか？」という形で、寄り添いながら最適なリノベーションを提案しています。

また、リノッタプロジェクトにおいて、工事業者様との調整が最も時間がかかる部分の一つです。オーナー様は早く工事を進めたいと思われますが、豊後企画集団としては、限られた予算の中でいかに質の高いものを作るかにこだわっています。
例えば、予算を5万円に抑えたい場合でも、追加で3万円をかけることでさらに良い結果が得られることを考慮し、最適な金額調整を行っています。このような調整の中で、プロジェクトの面白さを感じています。

実際に進行中のプロジェクトとして、「ロイヤルハイツ中津留」という物件があります。
この物件では、ロンドンをイメージし、コンクリートのグレーが無骨で独特な斑模様を見せることで、陰気で古臭いものとは違い、長い年月を経た価値のある佇まいという考えをベースに風格をも感じるようなお部屋に仕上げています。流行に振り回されず、このお部屋を通して、飾らずとも魅力的な真のかっこよさを追求したいという想いがあったためです。

もともと2Kの和室だった部屋に、ロンドンのアンティーク風な雰囲気を残しつつ、現代風にアレンジしたり、お風呂に脱衣所がなかったため、新たに脱衣所を設けるなど、住み心地を向上させる工夫も行なったりと、様々な拘りを元に実現した物件です。

私たちが目指すのは、期待を超えるインパクトを持つ物件作りです。
他の不動産会社を視察した際、尖ったデザインのリノベーション事例を見せてもらい、その斬新さと独創性に大きな刺激を受けました。
人気インフルエンサーを起用したプロモーションが成功し、テレビ局からも問い合わせが来るほどの注目を集めていたことから、私たちもそのような話題性のある物件作りを目指しています。

具体的には、サウナ部屋や映画館風の部屋、飛行機の座席を再現した部屋など、メディアに取り上げられるような特徴的な空間を作り出すことを考えています。
家全体を一つのコンセプトで統一しながらも、一部屋だけ異空間を作り出すことで、より個性的で魅力的な住空間を提供したいと考えています。
このような、他では体験できない独自の価値を提供することで、私たちの存在意義を発揮し、多くの人々に必要とされる物件作りに挑戦していきたいと考えています。